2015年クワガタ野外採集記(昆虫採集記)シリーズ第5弾です。
今回はどんなクワカブ達と出会いがあるでしょうか?

クワガタ&カブトムシを採集する際、特にクワガタ採集については種類によってそれぞれ採集可能なポイントも変わってきます。

野外採集シリーズ 4弾まではシーズン初期ともあって黒虫が取れやすいポイントを中心に採集してきました。そろそろノコギリクワガタ&ミヤマクワガタなども採れても良いころだろうと思い、今回は今までとは少し違ったポイントに行っていたいと思います。

 


AM9:26、天気は曇り、すっきりしない空模様です。時間帯的にちょっと寝坊してしまいました。

 


最初の樹を蹴ってみると・・・

 


おおっつ!!今季初のノコギリです。
レッド系の中歯タイプです。

狙いどおり一発目から今回本命視していたノコギリクワガタをGETしました。大歯型ではなく中歯型タイプでしたが、とても嬉しいです。ありがとう、山の神様 (^^)/

 


おっ、樹皮の隙間にヒラタクワガタがいます。

 


ズームアップ!!
丸見えなのですが、これは隠れているつもりなのでしょうか。サイズはまぁまぁ大型で62mmでした。

 


画像ピンボケですみません。私のデジカメちょっと古いもので時にピントが合わない時があるんです。

こちらは樹の隙間に挟まっているように隠れている個体。取り出してみると・・・

 


小歯型のネブトクワガタでした。小さいですがこれも立派なクワガタムシです。

 


途中花の蜜にとまるベニシジミを見つけました。ハナムグリもたまに見つかることがあるので、こういう花も機会があればチェックするようにしています。

 


タンポポ種に似た紫色の花。紫の色合いがとてもキレイです。

 

 


この樹のちょっと上の方の隙間から

 


スジクワガタを見つけました。中歯タイプですが、スジクワガタ特有の斧型の内歯の特徴はしっかりと出ています。

 


この樹のウロの奥からは

 


ヒラタクワガタを採集。52mmの♂個体。

 

更に同じ樹を蹴ってみると、

小歯型のノコギリクワガタ。

 


これまた小歯型のコクワガタ。

 


顎も折れ、背中は摩耗して艶消しの擦れに擦れたヒラタクワガタの♀。今年出てきた個体にしてはかなり擦れきってきます。昨年活動していた越冬個体かもしれません。

 

など小型ばかりでしたが、その他にもコクワ♂、♀など一気に6頭のクワガタがバラバラと雨のように落ちて来ました。いわゆるクワガタシャワーです。この瞬間はとても嬉しいですが、と同時に採集する方にとってはとても難しい瞬間となります。

 

あくまで私のやり方ですが、樹を蹴る際、まずは樹の上を見て、樹の枝がどのように広がっているか、そして落ちた場合にはどの範囲に落ちてくるかを考えます。


※樹の上の枝の広がりを見て、虫が付いていたらどのあたりに落ちてくるかを考えるのがポイント。

 

そして蹴る直前には、樹の上の方を見るのではなく必ず地面を見るようにして、地面の葉っぱの揺れや動きを集中して見るようにしています。

何か落ちれば地面の葉っぱが揺れるわけですから、その様子をしっかりと観察します。そして落ちる瞬間は直で見るのではなく、複数個体の残像を見て一番大きな個体を目に焼き付けるようにしています。勿論余裕があれば、複数個体の落ちた箇所も覚えます。

 


※蹴る直前は上ではなくて地面をみるのがポイント。
小さい葉っぱの揺れも見逃さないように!

 

画像中に図示するとこんな感じです。

※赤い丸で囲った部分を見ながら樹を蹴ります。
 葉っぱの揺れなどのかすかな動きを見逃さないように!

 

 

そして落ちた場所を確認したら、その後、即座に草むらに突入し、クワガタを探します。草むらに落ちたクワガタはすぐに隠れようとする個体もいますので早さが命です。小さい個体、♀個体などが特に潜るのが早いです。素早さが命です。

 

しかし素早さが命といいましたが、確かにそれはそうなのですが、その草むらを見る際にも注意が必要です。時にはハチの巣やヘビなどの危険生物がいる場合もあります。

スズメバチ&ヘビ画像

 

私も何度かハチの巣に遭遇し、顔をハチに刺されたことがあります。その時は大型のスズメバチではなく、小型のアシナガバチでした。十分注意しながら、かつ素早く行動しましょう。

 

今回も4時間ほど採集を楽しみました。今回の結果は

 

・ノコギリクワガタ3頭
・ヒラタクワガタ5頭
・スジクワガタ4頭
・コクワガタ17頭
・ネブトクワガタ5頭

合計40頭

 

との結果となりました。結構数が増えてきましたね。

今回もとても楽しい採集でした。目標であるノコギリクワガタもGET出来ました。

今回はノコギリやミヤマなどが中心に採れるポイントに行ってみました。今までは黒虫系(コクワ、ヒラタ、スジ、ネブト)が採れるポイントばかり行っていたのでノコには逢えなかったのですが、きちんと生息ポイントに行けばもう発生していたのですね。

どの種類の虫を採るかを考えて、その虫にあったポイントに行く重要性を改めて感じました。山の神様、今回もありがとうございました。(^^)/

 

※この方法はあくまで私自身のやり方です。
 人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

 

※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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